ssicacaの会計士を目指す記録

会計士を目指すブログです。

企業法

【企業法】設立ー見せ金

本日は、企業法ー設立の論点「見せ金」について学習しました。 「預け合い」と類似してますが、論文式試験の重要性は「見せ金」のほうが圧倒的に高いとのこと。 それでは、問題演習を通じて「見せ金」について見て行きましょう。 【問題文】 発起人Aは、Bと…

【企業法】機関ー「議決権の代理行使」

本日の学習論点はこちらになります。 企業法ー機関ー代理人を株主とする定款規定の効力 【条文学習】 議決権の代理行使に関する条文は310条1項前段に「株主は、代理人によってその議決権を行使することができる。」と規定されています。ここから、株主の代理…

【企業法】機関ー「株主総会の権限範囲」

本日は、企業法ー機関ー株主総会の権限について学習します。 【条文学習】 株主総会の権限に関しては、295条に規定されています。 1項:取締役会設置会社以外→万能の機関 2項:取締役会設置会社→会社法の規定・定款規定の範囲に限定 上記のように、取締役会…

【企業法】登記「登記とその他の条文の関係」

今回は、登記の効力について学習します。 【条文分析】 登記の条文は908条にあり、1項で登記の「消極的公示力」・「積極的公示力」が、2項では「不実登記の効力」が規定されています。それぞれ以下のような意味合いになります。 「消極的公示力」:登記をし…

【企業法】資金調達―「募集株式発行無効の訴え」

本日は資金調達―募集株式発行の無効の訴えの論点になります。 ここは条文上、無効原因に明文規定がないため問題となるという、書いていて楽しい?箇所です。 それでは、過去問を通じて見ていきましょう。 今回は2013年-第1問を取り上げます。 【問題文】 甲…

【企業法】資金調達ー現物出資と仮装払込~2018年第1問~

本日は、資金調達分野について学んでいきます。 【過去問の出題傾向】 資金調達分野の出題歴を振り返ると、2013年に「新株発行の効力」が、2018年に「募集株式の発行手続・関係者の責任」が問われています。5年ごとに出ているので、これ通りにいけば、令和2…

【企業法】設立ー不足額填補責任~2015年第1問分析~

本日は、設立_「不足額填補責任」についてです。 過去問を見ると、設立分野の出題は多くありません。そして、出題の際には、財産引受→発起人の責任が聞かれています。 それでは、2015年の過去問を通じて、書き方を学んでいきたいと思います。 【問題文】 Aは…

【企業法】設立ー不足額填補責任~2010年第1問分析~

今回は、会社の設立時に現物出資を行った際の関係者(発起人・証明者・設立時取締役)の責任に関してです。2010年の過去問を通じて、こちらの論点を見ていきましょう。 【問題文】 甲会社は、Aが発起人となり、募集設立の方法で設立された。 甲会社の定款に…

【企業法】設立ー「定款に記載のない財産引受」~2010年第1問分析~

2010年 第1問 問2「定款に記載のない財産引受」 【問題文】 甲会社は、Aが発起人となり、募集設立の方法で設立された。この場合において、下記の問いに答えなさい。 甲会社の成立前において、発起人Aは、Xとの間で、甲会社の事業のために継続して使用する機…

【企業法】設立ー「現物出資・財産引受・事後設立」~2015年第1問~

今日は企業法の過去問を通じて、設立の知識整理をします。 2015年 第1問 問題1 「財産引受の手続」 【問題文】 Aは首都圏に住んでおり、生まれ故郷のY県に代々引き継いだ土地(以下本件土地とする)を有しているが、本件土地は現在まで有効活用されていない…

【企業法】設立「設立中の会社・発起人の権限」

今日は会社法の設立部分を学習しました。 その論点の1つに「設立中の会社・発起人の権限」についてまとめてみます。 最狭義説にたって考えます。 【事例】 設立手続中のA会社の発起人Yの依頼により、株式募集広告をXが100万円で行った。 当該100万円が未払…