ssicacaの会計士を目指す記録

会計士を目指すブログです。

好きな映画 ララランドについて

間違いなく、この映画に触発されて

今の自分がある。

 

賛否の分かれるラストのエピローグ。

自分は絶対にああはなりたくない。

セブとミアみたいになりたくない。

 

主人公のキャラには好感できないけれど

ララランドは大好きな映画。

 

ミアのオーディションの後

グリニッジ天文台

セブはあそこで手放さなければ

エピローグのような幸せな時間を過ごせていたのかもしれない。

 

けれど、チャゼル監督に描かれたセブの現実は違う。

夢は叶えたけれど

隣にミアはいない。

 

セブの中でミアは清い思い出の人であり、

空想上の人になりかけている。

 

片やミアの方は

セブとの思い出の地であるLAで、

セブに記憶が結びついてもおかしくないような

バーに何の気なしに入っていくくらい、

もはやセブのことなど記憶の片隅に追いやられているというのに。

 

現実のものになったかもしれない可能性を

「あの頃は夢を見ていたなぁ。」

なんて清められた追憶の中だけの存在にするなんて。

 

別にそれぞれの現実があるのに

それ以上に幸せな自分を描きながら

生活するなんて。

 

それを後悔ではなく

清らかなものにして正当化するなんて。

 

結果的にそうなってしまうとしても

可能性があるのなら

自分はもがく。

 

自分はセブにはなりたくない。

 

けど、大人になるってそういうことなんだろうな。

 

そう強く思った映画でした。